2004年11月19日

Declaration for Peace&Jacques Derrida

b6579d8c.jpg国立現代美術館 で開催されていた「Declaration for Peace: 100 Artists from Korea and Overseas」。 美術家M氏も出展しており、先日図録を見せて頂く。100年に一度しかないじゃないかと、展覧会の内容に驚く。序文は、ポスト構造主義のフランスの哲学者故 ジャック・デリダ 氏。ハーバーマスとは9/11テロ後共闘もあり、脱構築は様々な世界に影響を与えていることも理由になっているかと思う。病状悪化の中であるのにも関わらず、最後の公式での文章?かもしれないこの内容は、英語、ハングル、ドイツ語?の三か国語でしか読み取れなかった。


ジャック・デリタ氏は、2004年10月8日、すい臓がんのためパリ市内の病院で死去、74歳。昨年、すい臓がんと診断され、療養中だったとされている。この展覧会には、すこし変わった点(奇妙)がある。あえてココでは触れない。
最後に故デリタ氏の言葉から
「もはやならず者国家しか存在せず、かつ、ならず者国家は存在しないのである。この概念はその限界に、その時代の未曾有の恐るべき終焉に達してしまった。」
 (ジャック・デリダ/哲学者)

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