2007年08月27日

美術界のシンデレラ

解けた魔法の行く末。
朝日新聞Be掲載のahn@koreaの記事から。

脱げたもう片方のガラスの靴は、履かれないまま壊れてしまった。

光州ビエンナーレの最年少監督にも抜擢されたシンデレラが、学歴詐称と発覚。
朝日は実名報道をしていなかった。それにしてもこの記事は、それぞれの報道機関より伝えている内容が異なっている。

これだけのキャリアを確認しなかったことや詐称してでもブランドへの執着心が問題。ある意味、現代美術的な発想でもある偽の証明書。こんなところに版画の技術を使うなんてジョークになりきらない点が悲しいところ。芸は身を助けなかった例になる。

もっとも残念なのは、こういうニュースで美術を取り上げられるのはすごく悲しい。
現在逃亡中らしく、人生長いのだからあやまった判断はしてほしくない。

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