この渡航の目的は、アーティストのM氏搬出のサポートとアートシーンのリサーチ。
国立美術館で国葬に近いこの現象、その文化に対する姿勢に改めて驚きの連続。日本ではありえない。韓国ではそれほど珍しい現象ではないと、案内人の一人である韓国出身の翻訳家のPさんは言う。
アーティストのM氏、韓国のアーティストのL氏も大変尊敬しているキム館長がインタビューに大忙し。そのキム館長がみずから学芸されたDeclartion/
100artists for Peace。ジャック・デリタが死ぬ間際に最後の手がけたとされる寄稿が添えられたものだ。去年この図録をM氏に見せて頂いたとき、こんなすごい展覧会が隣の国で開催されていることにびっくり。この展覧会に行く事が叶わなかった事が本当に残念だった。
100年に一度あるかないかのスケールと趣旨。世界の美術史に間違いなく意味ある一ページになると思う。私にとって、この歴史的な意味のある図録を手に入れることと空間に触れることは、とても重要な目的の一つだった。そのキム館長と握手できたことは、私にとって忘れられない嬉しいハプニング。
白南準/朝鮮日報の記事
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Posted by inscape26 at 01:16│
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